
口腔内の問題が原因で起こる病気
お顔を見ればお口の病気が診れますし、全身への影響がわかります
今悩んでいる病気や症状は、もしかしたらお口の中が原因かもしれません!
次のような症状はありませんか?

<口腔内の問題が一因とされる病気>
- うつ病
- パニック症候群
- メニエール病
- 睡眠時無呼吸症候群
- その他
うつ病や神経症の患者さんの約80%は身体の悪い状況を持っています。つまり、脳(心)だけに出てくる問題ではないのです。身体の悪い状況のうち約95%は頭部・顎(口腔を含む)・顔面・頸部に現れます。そして、その95%のうちの70%は、口の中を中心とした領域の問題が悪化したために、全身に至るまで影響を及ぼしてしまうと今や考えます。私の京都大学における生体力学の分野の研究に、この影響により身体症状、つまり不調な症状が現れるといわれています。
身体医学的な問題としての身体症状は、歯科領域の問題であることから歯科医師でなければこれを取り扱う事ができない事を多くの方が知る必要があります。
つまり、歯科医療から派生したり、歯科医療の範囲から全身への問題が発生した場合は、精神科医や診療内科医には患者さんへの対応のできない領域です。
歯科医師にとっては、精神病理本体つまり脳の器質的の問題からくる障害を治療対象とすることはできません。その患者さんの不快な身体症状をとる為に、病気のメカニズムを理解したり安定させたりして、患者さんの精神状態をあるいは心理的な状態の改善を図る事ができるということが大切な治療となります。
京都大学生体医療工学分野での研究からみる原因
参考図書:京都大学論文ELSEVIER第一報
頭蓋骨など周辺の組織が明示されるCT画像
健康な方のCT画像
患者H・T様(2015/12/16撮影)

パニック障害やうつ病を抱えている方のCT画像
患者C・N様(2015/12/16撮影)


骨や歯牙が明示されるCT画像

気道の断面積(赤いライン部分)
最小面積316m㎡(正常な広がりを示す)

気道の断面積(赤いライン部分)
最小面積77m㎡(とても狭い)
咬み合せが原因による下顎の偏位
歯の咬み合せが変化する不正咬合は下顎の偏位を招きます。そのため、次のような症状の悪化につながっていきます。
<症状悪化の原因>
-
顎関節の位置が変化するため、頭蓋底との間の関節円板の位置関係が悪化する
→ あごの開閉に痛みや違和感を覚える -
首(頸椎)の位置が悪化する
→ 背中や肩、首筋が張ったり痛くなる -
喉の奥の気管・気道のスペースが狭くなる
→ 息苦しくなって、呼吸がしにくい
首の骨の弯曲や、下顎が後ろに後退することにより、気道が狭くなり圧迫していきます。気道と気管が狭くなる事により、多くの病態や体調不良をもたらします。
歯科治療による改善治療法
「うつ病」や「パニック障害」は、頭の重さを首の骨がバランスよく対応するができない事で、脳への血流低下や脳が常時緊張している状態からの精神病態と考えられます。
当院オリジナル治療により、上と下のあごの関係から首の骨の歪みや頭の位置とのバランスを整えながら、椎骨動脈の循環障害を除こうとしています。
<オリジナル治療により改善される症状>
- あごの関節の位置が正常化するため、関節円板の位置が回復する。関節頭の形態も回復する。
- 首の位置や姿勢も正常化する。
その効果は、いびき、睡眠時無呼吸症候群、脳卒中などの全身的な疾患の改善や予防にもつながります。
症例報告
医院や歯科医院で以前色々な検査をしたけれど、結果は「異常なし」でも…
患者 S.A様の場合
初診の時に、某大学歯学部附属病院で「前歯2本と左下臼歯の抜歯」を告げられ、「抜きたくない」と思い、他の方法はないかとご相談に来られました。
その他にも次のような悩みも抱えていらっしゃいました。
・首・肩の痛み
・目の奥が痛い
・聴力の減少
・足の裏が痛い
・腰や手足の冷え、手足の指先のしびれ
・寝ていると歯ぎしりやイビキがすごい
・階段を上がる時、右足が引っかかりつまづく
・頭の中が霧やかすみがかかり、もやもやする
・わけもなく悲しい気持ちやイライラした気持ちになる
お医者さんにも行きましたが、耳や鼻に異常が無いと言われ、血液検査、尿検査、その他内科的・診療内科的検査でも「異常なし」と言われたそうです。
<治療内容と結果>
被せ物やインプラントによりあごの欠損部分が補って、下あごの偏位が改善することにより
・首の骨の配列も改善され、左右の椎骨脳底動脈の循環不全が解消され脳への血流を確保します
・頭と体の重心軸が整い一直線上に戻ってきて、頭がうつむき加減から自然な姿勢に戻ります
それにより、治療前の不定愁訴の症状がほとんど消えました。
